酒井 淳

脳神経外科
福島孝徳記念クリニック
小児脳神経外科顧問 酒井 淳

ご挨拶

私は平成4年に札幌医科大学を卒業し、平成5年に札幌医科大学脳神経外科に入局、その後北海道立小児総合保健センターで、小児脳神経外科を学び、北海道内で、王子総合病院、留萌市立病院、釧路脳神経外科病院で脳神経外科医として研鑚して参りました。釧路脳神経外科病院に手術でいらっしゃっていた福島先生と出会い、その手術の素晴らしさに触れたのをきっかけに、アメリカのデューク大学、当時所属しておられたウエストバージニア大学に見学に行かせて頂きました。アメリカの大学で、圧倒的な手術のテクニックで、現地の大学教授、レジデントより尊敬されている福島先生を見て、日本人として誇りに思い、深く感銘を受けました。また両大学には福島先生が開設した立派な解剖のラボラトリーがあり、毎日献体されたご遺体の頭部で、手術解剖が学べる環境がありました。是非とも福島先生の元で勉強したいと思い、福島先生に直接お願いして、ウエストバージニア大学に2年半、留学させて頂きました。毎日のようにご遺体の頭部と向き合って、手術アプローチについて学び、福島先生の手術を見学させて頂きました。この体験が、今の私の基礎となっていると思っております。

留学を終えて、縁ありまして現在は総合東京病院で、福島先生の手術に入らせていただいております。非常に重症な、他院では手術不能と言われた患者さんの手術の後、多くの奇跡的な回復を目の当たりにしております。また、顔面けいれん、三叉神経痛などで苦しんでこられた患者さんが回復して、笑顔で帰っていく姿を見ることは、脳神経外科医としてとても嬉しいことと思っております。また福島先生を頼ってこられた多くの小児の脳腫瘍の患者さんの治療を担当しております。小児の脳腫瘍の患者さんは一人一人病態が異なり、手術、化学療法など、治療が複雑で簡単に終わらないことも多いですが、全力で治療にあたっております。

この度当クリニックが、福島先生、佐々木院長の元に開設され、スタッフとして参加させていただけることを誇りに思います。とはいえ決して慢心することなく患者さんのために尽くしていきたいと思っております。宜しくお願い致します。

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