顔がけいれんする、ピクピクする

顔がけいれんする、ピクピクする

文字通り、顔面が痙攣する状態であり、顔面の片側のみ、または両側に痙攣が出現することがあります。片側の場合は、頭蓋内の顔面神経と血管が接触して生じる場合が多く、MRI検査を行い、神経と血管の状態を確認します。この診断も、どの脳神経外科医でも判断できるわけではなく、この『顔面痙攣』の手術を多く経験している脳神経外科医でないと、なかなか判断できない場合が多いです。

他院にて、『画像は問題ないですので、ボトックスを継続しましょう』『神経に血管は接触していないですので、痙攣の原因はわかりません』というような説明を受けた方でも、専門家が見ると、『明らかに血管が神経に接触している』という状況をたくさん経験してきました。

両側の眼瞼痙攣となると、画像上では診断できず、原因もはっきりと判明していないため、ボトックス治療で症状を緩和させる治療を選択する他ありません。まずは、顔面が痙攣した場合は、当院受診していただき、手術で根治できる症状か、ボトックス治療しかない症状なのか、すぐにMRI検査を行い、判断させて頂きます。