脳神経外科
福島孝徳記念クリニック
最高顧問 福島 孝徳
ご挨拶
この度、相模原市緑区下九沢に『脳神経外科 福島孝徳記念クリニック』が完成しました。院長の佐々木裕亮先生は、福島孝徳教授が彼の医学生時代より親しく12年余に亘って、患者さんの診療、手術に関して手取り足取り手塩にかけて我が子のように実地臨床教育してきました。熱烈なる厳しい訓練のお陰で佐々木先生は、日本全国の福島孝徳門下生150人余の弟子の中でトップレベルにランクされる脳神経外科医です。人格温厚、誠実で、仕事が迅速、そして脳神経外科手術は福島教授に勝るとも劣らぬ抜群の腕前です。全国的に『福島の跡取り』と称される所以です。
私、福島孝徳は1980年代、毎年1000人に及ぶ脳神経外科手術を行い、日本一の業績を挙げていました。前人未到の5mmの鍵穴手術、10種に亘る近代頭蓋底手術アプローチを全て開発し、欧米を始めとして世界的に高い評価を得ていました。
1990年、米国Los AngelsのUCLA大学の招待でUCLA頭蓋底手術センターを設立しました。
次いで、南カルフォルニア大学(USC)教授としてリクルートされ、1992年10月UCS脳腫瘍頭蓋底手術センターを設立しました。全米トップのスーパーマイクロ鍵穴手術、最新の頭蓋底手術のエキスパートとして高い評価を得てきました。
その後、Pittsburghのペンシルバニア医科大学付属アリゲーニ頭蓋底手術センターを経て、2000年よりDuke大学教授、頭蓋底手術センターDirectorとして現在まで全米トップのSupermicrosurgery、超微細鍵穴手術、最先端頭蓋底手術を行っています。
米国では、 Most senior の現役 Best Professorとして多大なる評価を受けております。ここ20年程は、日本全国各地で複雑困難な脳疾患に苦しむ患者さんを助けるべく、米国2ヶ月-日本2ヶ月と行ったり来たりの毎日手術を行う生活です。
現在まで脳神経外科生涯手術3万例に達する世界記録を達成しています。その内、脳腫瘍が2万例以上、中でも頭蓋底腫瘍が最も多く、1万2000例です。髄膜腫は、2500例、聴神経鞘腫は2600例、脳下垂体腫瘍は3300例という状況です。脳血管病変も難しい症例を中心に脳動脈瘤クリッピング術2460例、脳動静脈奇形や血管腫は700例以上、脳血管バイパス手術450例(Small bypass 300 Big bypass 150)を達成しています。
そして、1980年に世界に先駆けて開発した10セントから1円玉の超微細鍵穴手術として安全、確実な手術法を確立した福島の神経血管減圧手術(MVD)は、顔面けいれん、三叉神経痛、舌咽神経痛に全治をもたらす素晴らしい手術法です。現在まで7800人に手術を施行しアメリカでは、’Fukushima Magic’と称される抜群の治療法です。
以上、50年余に及ぶ脳神経外科人生において膨大な手術症例数と最高の手術成績の両面において数々の世界記録を達成できたことは、日本人脳神経外科医として誇りに思っております。
今後、『脳神経外科 福島孝徳記念クリニック』を中心に全国の患者さんに最高の医療を提供し、365日休まず脳神経外科臨床手術の安全で確実な発展のため尽力する所存です。特に、佐々木裕亮院長を中心に全国の福島孝徳のトップ高弟達を次世代の名医に仕上げるミッションがあります。
『全ては患者さんの為に』
脳神経外科 福島孝徳記念クリニック 最高顧問
米国Duke大学脳神経外科教授
最高顧問 福島孝徳
経歴
・東京大学医学部卒業
・元南カリフォルニア大学 医療センター脳神経外科教授
・元ペンシルバニア医科大学付属 アリゲーニ総合病院脳神経外科教授
・米国Duke大学学術教授
・カロライナ脳神経研究所所長